つないでぶろぐ。

ナースのみきち。                               ケアマネ⇒地域包括支援センター看護師⇒現在、病院で退院支援のお仕事しています。元気にイキイキその人らしく。おうちでは、夫と3人の子供と仲良く暮らしています。

<

【退院支援】退院支援ってなんだろう。。退院支援看護師の役割。


スポンサードリンク

私は、入退院の支援をする部署で働いています。

いわゆる「地域連携室」です。

私は、地域連携室で働いて3年が経ちました。

地域連携室で働くことになった方、興味がある方へ。。

病院にある入退院支援部門のはたらきについてまとめようと思います。

 

 

f:id:mikici:20210125214926j:plain

 

 

地域連携室ってどんなとこ?

病院の中の入退院支援部門です。。

病院に入院するとき、退院するときに支援する部署です。

地域連携室、地域医療連携室、地域医療室。。。

呼び名は、各病院でいろいろです。

以下、「地域連携室」と呼ぶことにします。

地域連携室は、事務員、ソーシャルワーカー、看護師、医師等のメンバーで構成されています。

専門職が集まって、スムーズに入退院できるように支援していきます。

地域連携室と病棟の関係、仕事内容は病院ごとで少し異なります。

 

 

 

わたしが地域連携室の看護師になった理由。

わたしは、病棟の看護師、ケアマネジャー、地域包括支援センターの看護師を経験していました。

ある研修で、これからは医療と介護が連携していかなければならないことや、地域包括支援センター訪問看護看護師、病院の地域連携室の看護師の連携が大切であることが言われていたのがきっかけです。

わたしは、未就学児のママです。

子育てしながら働く条件として、日勤であること、土日祝は休みが良いこと。

地域連携室の看護師は、そんなわたしにピッタリな職場だったというわけです。

 

 

 

退院支援と退院調整。

地域連携室の主な仕事は、『退院支援』と『退院調整』です。

『退院支援』。。患者が自分の病気や障害を理解し、退院後も継続が必要な医療や看護を受けながらどこで療養するか、どのような生活を送るかを自己決定するための支援

『退院調整』。。患者の自己決定を実現するために、患者、家族の意向を踏まえて環境、人、モノを社会保障制度や社会資源につなぐなどのマネジメントの過程

つまり。

退院支援は、患者がどうしたいか決定することを支援すること。

退院調整は、患者の意向に沿った生活に向けてサービス等を調整すること。

 

退院支援は、患者が入院した日から、もしくは入院する前、外来の時から始まります。これまでの生活がどうだったか、患者の背景、思考等も考慮しながら支援していく必要があります。

つまり、看護計画そのものです。

病気や障害を負った患者が、その後の生活をいかにするか。

自己決定を支援し、実現させる。

看護計画に沿って、ケアをすることが退院支援そのものと言えます。

退院支援は、看護師が得意とする支援と言えます。

退院調整は、患者の意向に沿った退院に向けて、社会資源等を調整していきます。

退院調整は、社会福祉士などのソーシャルワーカーが得意とする仕事です。

 

 

地域連携室の看護師の役割

以前の病院では、治療、リハビリ、退院と一つの病院で完結していました。

退院支援も退院調整も当たり前に病棟の看護師の仕事でした。

病院の役割が分かれたこと。

急性期病院の入院日数の短縮、DPC導入、在宅医療、介護サービスへの連携。。

医療制度の変化によって、『退院支援部門』を配置する病院が増えました。

病棟と地域連携室の看護師のちがいは?

始めのころは分からずモヤモヤしていました。

退院支援は看護計画に沿ってケアと共にあるものなはず。

病院によっては、退院支援は地域連携室の仕事と分けて考えがちなところもあります。

これまでの経験で分かったことは以下のことです。

 

 

〇退院支援看護師は生活のことを考える担当。

急性期の病院では、スピードが必要です。

ケアをしながら、退院に向けて生活のことまで考えてはいられないのが実情です。

なので、生活のことを考える担当が必要です。

病棟の看護師が見落としがちな、患者それぞれに必要なケアができるように。

患者それぞれの生活に向けて、ケアが行われるように。

いつもその視点をもっていることが退院支援看護師には必要です。

 

 

〇良いタイミングで在宅との連携を図る。

患者の状況を把握し、ケアマネジャーなどの在宅の担当者と連絡をとる。

治療と生活に向けての準備が並行して行われるように、ソーシャルワーカーと連携をとり調整していきます。

 

 

〇多職種が情報共有できるように支援する。

退院支援部門の看護師の仕事は、院内の多職種の連携、院外のサービス等との連携の役割があります。

患者を中心に連携をとることで、患者の意向に沿った退院ができるようにすることが仕事です。

 

 

つまり。

地域連携室の看護師の仕事は、連携です!

患者のよりよい生活を目指して、患者、家族を中心に。

病院内、病院外の仲間と連携をとる。

医療と介護の連携をスムーズにする。

在宅から病院⇒病院から病院⇒病院から在宅。

地域を一つにつなぐ役割です!!

 

 

地域が大きなシステムとなればいいなぁと思うわけです。。(*´ω`)

 

 

今日もありがとうございました。

( ´Д`)ノ~バイバイ

tunaide.info