つないでぶろぐ。

ナースのみきち。                               ケアマネ⇒地域包括支援センター看護師⇒現在、病院で退院支援のお仕事しています。元気にイキイキその人らしく。おうちでは、夫と3人の子供と仲良く暮らしています。

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治ったら早期退院させられる理由。。。入院は、治って退院するためにするんです。


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治療のための入院は長く入院できません。。。"(-""-)"

急性期の病院は、病気が治ったら早く退院してほしいのです。

なぜか?

 

退院支援ナースとして働くわたしから、ざっくりとしたお話を。

参考程度にしていただけたらなと。。。

わたしの話は、経験上、介護の視点が多めになります。

わたしの経験については。。↓↓↓

そういえば。1日の1/3くらいはおじいちゃん、おばあちゃんのことを考えている。 - つないでぶろぐ。

続。1日の1/3くらいはおじいちゃん、おばあちゃんのことを考えている。 - つないでぶろぐ。

 

 

治療のための入院期間は決められている。

医療の制度により、治療のための入院は2週間以内と推奨されているんです。

日本の医療はとても発展しました。

長期の入院は必要なくなってきたんです。

治療のための病棟つまり、一般病棟の1日の入院による収入は、14日を過ぎすと大きく下がるように決められています。

病院も、経営を維持していかなければならないので、14日以内で病気を治すことを目標にしているのです。

 

それに加え、国は、DPC(包括払い方式)の採用を推奨しています。

これまで医療費は出来高制で、入院費は治療によって異なっていました。

DPCは手術、リハビリ、高度な検査を除く、基本料、治療、処置、注射、検査などの報酬が包括的に決められています。

病名により費用や、入院期間があらかじめ決められているのです。

例えば、熱中症での入院は3~5日程度。太ももの骨折での入院で2週間程度。。

DPCのメリットは、無駄な医療の提供を防ぐことができるところです。

それは、つまり医療費削減につながります。

日本は言わずと知れた少子高齢社会が、どんどん進んでいます。

2025年がどうとか言っていましたが。。。あと、4年とちょっとです。

少ない若者で、多くの高齢者を支えていかなければならない

 

国は、治療のための入院期間を短くするよう誘導しているんですね^^。 

 

病院は、経営を継続させるために、入院期間は短ければ短いほど良いんです。

 こういうと、お金のことばかりに聞こえますが。。

でも、病気が早く治り、早く退院できることって良いことでしょ?

Win-Winの関係。。。ですね♫



体力が戻ってないのに、どうしよう??

『治ったら、退院』という言葉。

医療者と患者さんとでは、受け取り方がちがうようです。

患者さんからすると、『治ったら』は、元の状態になったら。。。でしょうか。

医療者は、『病気が治ったら』と考えています。

つまり、治療がなくなったら退院してほしいのです。

特に、DPC(包括払い方式)を採用している病院は、転院の調整をしている時間もないくらいです。

しかしながら、病院は、利益だけを考えてはいけないのです。

患者さんの状況に応じて、対応していきます。

リハビリ病院等に転院できるように調整したり。

介護保険の要介護認定の申請の支援をしたり。

介護保険のサービス調整の支援をしたり。。。

『病気が治って治療がなくなったら退院』ということを入院時から伝える必要があります。。。これが、わたしの仕事です(^^♪マタコンド

そして、患者さんも、『病気が治ったらすぐに帰らないといけない!』という心構えが必要です。

 

 

 

まとめ

・入院期間は2週間以内もしくは、病名により決まっている。

・入院は、治療をして病気が治ったら退院するものだと理解する。

・困ったときは、早めに相談する!!⇦コレ大事~